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2009年3月

『アッチェレランド』 チャールズ・ストロス

 新しい海外SFも日本SFに輪をかけて読んでいない(海外もので読んでいるのは基本古いものばかりだ)。でもチャールズ・ストロスはSFマガジンの中編を読んだ記憶があるし、コミカルな部分は興味をひかれる存在だ。で、評判がよいので流行りものに弱い当ブログ主、まんまと購入させられたのだった。結果、非常に楽しめた。(タイトルはイタリア語accelerandoで、「どんどん加速する」という音楽用語のようだ。どんな未来のランドなんだろう、とタイトルを見た時に思ったのは内緒だ)
 世界中のあちこちでアイディアを授けては富をつくらせる恵与経済の実践者マックス。彼の天敵である元妻で徴税官のパメラは彼の滞納したという税を徴収しようとしてちょっかいを出してくる。話はこの二人の愛憎関係を軸に進み、人類は肉体を超え時代はシンギュラリティを突き抜け宇宙へとあらん限りのアイディアが盛り込まれながらタイトル通り「どんどん加速」していく。異種知性との遭遇がからんでくるあたりは、イギリス伝統か、クラークを思わせる。
 そんなぶっとんだ話なのだが、ノリはあくまで軽めで全体は壮大なジョークというところが本書の魅力(言葉遊びもいろいろあるみたいだし)。基本的なお話はマックスとパメラとその周囲のファミリードラマ。それぞれの時代背景は一定の間隔でゴシック体で親切に説明が入ってくるから、難しいコンピュータおたくのジャーゴンが分からなくてもらくらく読んでいける(あ、酒井昭伸氏の訳文が巧いのか!)。今の時代の最新の先端技術ネタの宇宙規模の馬鹿馬鹿しいホラ話が読みたい人にうってつけのエンターテインメントである。

 それにしても、こうした新しいSFを定期的に目を通さずにはなんだか落ち着かないし、読んで楽しめると、ああ自分はSFファンなのだなと変に安心してしまうところがある。ジャンル愛好者の(悲しい)性だろう。

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WBC優勝

 村田の負傷でだいぶへこんでしまったが、優勝できたのはよかった。決勝戦では内川も目立っていたし。WBCに今回注目ししていたのは、横浜の選手は優勝がかかるというような大一番をなかなか経験できないから、こういう機会に少しでも参加してほしくなってしまうから。慢性的に下位から脱却できないチームの選手にとっては、こうした舞台での活躍の場があることはモチベーションの維持にもなってくれるだろう。そういった意味でもよかった。
 それにしても、誰もが引き受けたがらない仕事で結果を残した原監督はずいぶん株を上げたなあ。
 あとはこれでプロ野球人気が巻き返してくれるといいのだけれど。

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訃報

 伊藤計劃さんが亡くなった。重い病気であることはご本人のHP上にも日常のこととして表れていたから(ほんの数時間の面識ではあったけれども)心配には思っていた。書いても詮ないことながら若過ぎることにどうしようもない喪失感を感じる。ふと、誰かが「冥福」という言葉に違和感を感じる、ということを書いていたような気がしたが、それは伊藤計劃さんご自身であった。それならば自分は彼の残した小説・日記を読み、彼の見ようとしてもの描こうとしたものに思いを馳せていこう。あなたの言葉は間違いなく自分の一部となっているよ。

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『魚舟・獣舟』 上田早夕里

 うおぶね・けものぶね、と読むらしい。日本SF作家の新人賞として小松左京賞と日本SF新人賞があって、いずれも順調に回を重ねているけど、実は受賞作家の作品をあんまり読んでいない(特に後者)。元々日本SFは子供の頃から親しんできたので興味はあるのだが、近年SF以外のものを結構読むようになったことや元々読書スピードが遅いのでどうしても強く興味を惹かれるものしか手が伸びないのである。で、本作はかなり評判が良いし、大好物の短編集であることから読んでみた。どれも楽しめたが、ちょっと意外な読後感であった。
「魚舟・獣舟」 「生まれてはじめて獣舟を見たのは七歳のときだ。」という冒頭から次第に主人公とその住む異世界の様子が明かされていく、という堂々たる正攻法の本格SF。山岸真さんの解説にも触れられているが、漢字の使い方が実に効果的。
「くさびらの道」 新種の真菌によるオーリ症が猛威をふるう。そんな中オーリ症に感染して死ぬと幽霊になるという噂が流れていた。日本らしい湿気を含んだパニックホラーもの。
「真朱の街」 少女を連れて仕事場から逃走した男。ちょっとした好きに謎の女に少女をさらわれてしまう。不思議な街の様相にもきっちりとSFアイディアが盛り込まれている。「ブルーグラス」○ 珊瑚礁の破壊がより進行し、徹底した保護区域が設けられるようになった近未来。失恋した男は昔恋人と潜った今や禁止区域となった思い出の場所へと向かう。これもしっかりとしたアイディアが入っているが、日常的なレベルに留まっており、ストーリーそのものの苦さが印象深い。
「小鳥の墓」 警察に追われる男は、誰もがうらやむクリーンな理想都市で過ごした子供の頃を思い出していた。全体の半分以上を占める短い長編というか長い中編。高度な管理社会への少年のフラストレーションを描いた、主人公の思いが切ない青春SF。

 ちょっと意外な読後感と書いたのは、実にクラシカルな日本SFで、とても懐かしい感じがしたということ。根底に流れているのは寂寞たる情景や東洋的な諦念で、これらは小松左京や光瀬龍といった日本SFの先達の諸作の読後感にダイレクトに重なる(だから「小鳥の墓」は<青春>SFといった言葉が似合う気がする)。正直もっと下の世代の作家でこうした味わいを得ることになるとはあまり想像していなかった(古臭いという意味ではなく、エンターテインメント小説では心理描写やキャラクターなど最近はこのような書き方をする人が少ないというだけだろう)。ライトノベル的な方向で成果を収めたり、ミステリと融合したり、前衛的な手法でユニークな作品を創造したり、という多様性のある現代のSFの中で、こうした日本SFの正統的後継という方向性があるのもまた歓迎すべき多様性の一つなのかもしれない。

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カレンダーメイカー

 なんたらメイカーは皆さんも随分やったことだろうと思う。カレンダーメイカーというのがあることを知った(前からあるのかもしれない)。こんなのが出た。


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何というか・・・えーとSFファンだからこれでいいのか<おいおい
変に納得させられてしまう結果であった

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WBC準決勝進出

 今日も結果しか知らないんだけど、よかったなあ。村田は活躍できなかったみたいだけど、まあ勝ったからOK。これであんまりいろいろなことを考えずに世界の強豪と戦えるのがいいよね。この21世紀に20勝(21勝か)を挙げた岩隈の底力を思い知らされた。杉内も安定していて投手陣のレベルは高いなあ。それにしてもこうなると明日の1位決定戦誰を先発に持ってくるのかな(負けても準決勝進出は決まってるわけだしね)。←結局、内海だった。なるほど。

※昨日のふがいない敗戦から一転しての快勝に浮かれてしまったが、これでダルビッシュだけでなく岩隈も大リーグに狙われる存在になったことを考えると少し微妙。WBCは大リーグのスカウトの恰好な青田刈りの場になり、優れた選手がどんどん大リーグに流出し、WBCに日本選手がお目見えしても登板間隔とかコンディションとかで大リーグが選手を出し渋る。うーむ。

追記 なんてことを書いていたら、韓国戦で村田が肉離れ。ここまできたのに、あ~あ。こうなると大リーグ側(例えば松坂の登板間隔に口をはさむレッドソックスなんか)の気持ちも分かるわな。

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ディッシュ&ベイリー特集

 そうそう。もうすぐ出るSFマガジン5月号(3月25日発売)はディッシュ&ベイリー特集だ!二人まとめずに、それぞれで十分な分量の特集を組んでもらいたかった気もするが。いやいやこの際気を鎮めて待つことにしよう。皆さんもお買い逃しなく!

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WBC、再び韓国に敗戦

 ネットで結果をみただけなんだけどエラーに押し出しに(退場に)と典型的な負けパターンに陥っていたようだね。村田も内川もぱっとしなかったみたいだしなあ。勝負はともかく、世界大会というのだから、韓国・キューバ以外の強豪国との熱戦もみてみたいんだが、それにはキューバにもう一度勝たないといけないのか。これは厳しくなってきたね。村田が日本代表の中心選手になってからの結果が冴えないままだとなんか悲しいね。

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WBC、キューバ戦勝利

 みられなかったけど村田も内川もいいところで打ったみたいだね。まあどんな流れでもいいから準決勝まではいって欲しいなあ。

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『猫を抱いて象と泳ぐ』 小川洋子

 寡黙な少年は、使われなくなったバスで生活する<マスター>から教わったチェスに魅せられるようになる。やがて優れたチェス・プレイヤーに成長した少年だが盤の下にもぐりこまないと実力を発揮できないスタイルのため、チェス倶楽部の正式な会員になることを拒否される。それでも華麗な棋風を持つ少年はふとしたきっかけから自動チェス人形と共にリトル・アリョーヒンとして地下の倶楽部<海底チェス倶楽部>で人気を博すことになる。
 大きくなり過ぎて屋上から降りられなくなった象、甘い物好きの巨漢<マスター>、猫、儚げなアシスタントと鳩、倶楽部の名士<令嬢>などによって織り成される幻想的な物語である。リトル・アリョーヒンの運命は時に苛酷ではあるが、美しい彼のチェスが人々を動かしていくという幸福についての物語でもある。チェスへの深い愛情が切なく心に響く作品である。

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『モーフィー時計の午前零時』 チェス小説アンソロジー 若島正編

 チェスなんてやったことないけれど、若島アンソロジーなら即買いだ。で、いうもでもなく大満足の面白本だった。まあチェスファンならさらに何倍も楽しめるのだろうけど。(○が特に楽しめたもの、エッセイは感想のみ、ダンセイニのチェス・プロブレムはさすがに分からないので略)
序文「チェスという名の芸術」 小川洋子 自身がチェスを指すことが出来ないチェス小説の作者、というこうしたテーマアンソロジーの敷居を取り除くにはうってつけの人物による美し過ぎる序文。『猫を抱いて象と泳ぐ』を早速購入してしまった。
「モーフィー時計の午前零時」○フリッツ・ライバー チェス愛好家が骨董品店で目にしたのは幻のモーフィーの時計だった。ライバーらしい雰囲気のあるホラー。チェス名人の薀蓄が登場する、のっけからチェスマニア度の高い作品でもある。それにしてもチェスが趣味とはライバーも様々な顔を持つ人だ。モーフィー時計の写真が解説に載っているが、あまりに素敵で骨董趣味の皆無な当ブログ主でも欲しくなるくらいである。
「みんなで抗議を!」ジャック・リッチー 高速道路建設を何とかやめさせたい住人アルバートはある方法を思いつく。これまたらしい軽妙な味のある一編。
「毒を盛られたポーン」○ヘンリー・スレッサー 入院中の病院でマイローがその経緯を語りだす。毒を盛られたのだという。二転三転、ユーモア風味のある鮮やかなミステリ。
「シャム猫」フレドリック・ブラウン チェス中に突然銃撃された主人公。犯人はあいつなのか。チェスマニア度は低め。解説でもアイディア豊富とあるが、人を驚かせるという意味でとにかくブラウンの発想には感心させられる。
「素晴らしき真鍮自動チェス機械」○ジーン・ウルフ とある村に興行にやってきた香具師。彼は古の自動チェス機を披露しようというのだ。基本的にはちょっと皮肉な民話風でウルフとしては分かりやすい話。でもどうやらそれだけじゃないよな。
「ユニコーン・ヴァリエーション」ロジャー・ゼラズニイ 実はこの世の中、自然界の種に関する驚くべきルールがあったのだ。そんなこんなで人間の存亡をかけて主人公はユニコーンとのチェス対決に挑む!伝説の生き物が次々登場する楽しい一編だが、棋譜がしっかりたどられるというなかなかに濃い作品でもある。
「必殺の新戦法」○ヴィクター・コントスキー ぱっとしないチェスプレイヤーが生み出した衝撃の新戦法とは。破壊力満点爆笑必至、是非御一読。
「ゴセッジ=ヴァーデビディアン往復書簡」ウディ・アレン 通信対局(「マスター・ヤコブソン」にも出てくるが、こういう形式の対局があるんだね)をめぐっての手紙での応酬合戦。嫌味な双方のこき下ろしぶりが凄まじい。ウディ・アレンは不勉強で映画も小説もよく知らなかったが、小説の評価も高いのはなるほど。
「TDF チェス世界チャンピオン戦」ジュリアン・バーンズ これはエッセイ。チェスの世界戦をめぐっての狂想曲を活写。魅力を欠いた挑戦者を国の代表として盛り上げようとする英国の島国根性といった下りやスポーツの大会のように演出しようと画策するマスコミへの疑念は、既視感たっぷりといった感じで実に納得させられる。訳者渡辺佐智江さんならではのフレーズが垣間見えるところも読みどころ。チェスの対局に関して①決定戦といっても随分多くの対局をするようだ(将棋より多そう)②セコンドがつくらしいといったあたりはちょっと驚き。
「マスター・ヤコブソン」○ティム・クラッベ 主人公ヤコブソンはチェス界の著名人。母校の祝典のイベントでチェスの同時対局に呼ばれ、今や世界チャンピオンの挑戦者になってしまった後輩とのたった一回の対局を思い出す。そこで出会った一人の少年の通信対局の申し出をなんとなく引き受けてしまう。グランドマスターでありながら勝負師としては一線を退いた主人公、主人公を追い抜いて世界戦に挑もうとしている男、純粋にチェスが好きな少年といった人物配置が絶妙で、さらに展開も静かながら起伏に富んでいて本書では一番面白かった。ラストに程よく苦味の漂う、
大人の小説である。
「去年の冬、マイアミで」○ジェイムズ・カプラン チェスに没頭する主人公の身近には気になる一人の天才プレイヤーがいた。少年期からプロになろうとする時期のチェス・プレイヤーの打ち込みぶりや苦悩が(おそらく)リアルに描かれている。≪将棋ジャーナル≫に以前訳載されたというのも納得。
 テーマ・アンソロジーだから細かくいえば多少ネタがかぶっているのはご愛嬌。解説に多くの棋譜が並んでいる実にマニア度の高い本であることは否定しないが、それで見切るにはあまりに惜しいチェス素人(=カタギ)でも十二分に楽しめる一冊である

 

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WBC2次ラウンド進出

 WBC気にはなるが、最大の関心事は村田と内川が活躍するかどうかでありまして。いやー今日は良かった。内川タイムリーで村田は4番でホームラン。 やったというより安心したという感じ(この辺の親心のような変なファン心理は弱小球団のファンならお分かりいただけましょう)。

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『エンジン・サマー』 ジョン・クロウリー

 機械文明が崩壊したはるか未来の地球。はっきりとした歴史が記されていない中、人々は過去の文明が残していった事物を元に新たに独自の文化を形成していた。思春期を迎えた主人公の少年<しゃべる灯心草>は魅惑的な少女<ワンス・ア・デイ>に思いを寄せ、聖人になることを夢見て様々な人々に出会い、やがて世界の成り立ちを知っていく。
 1990年に福武書店でハードカバー刊行された世評高い作品の復刊。今回初読で、派手なアクションや恐ろしい敵役が登場するといったこともない、思っていたより静かな作品だったが、これは確かに名作ですね。SFは元来思春期的な感傷と抜群に相性が良い訳だけれど、少年の恋と夢と大人になるとまどいといった王道のテーマに真っ向から挑みそれをメタフィクショナルな手法で描くといったことを成し遂げているし、またそんな難しいこと
をいわなくても平たい意味で素晴らしく美しい青春SFでもあるのだ(以後直球のSFが少ないらしく、SFファンの渇望を誘ってしまった、という罪な作品でもある)。辛口のディッシュがほめたというのも納得だ(解説より)。おそらくは一つ一つの言葉に重層的な意味が重ねられているだろうから、原書で読むと深く楽しめるのだろうな。何はともあれ日本語で読めることには感謝をしたい。おそらくは文学的にもいろいろな作品との関連性が語られうるのだろうが、タイトルにブラッドベリへのオマージュが含まれる様に過去の様々なSF作品も下敷きになっていると感じられ、SFの成熟を示す好見本だったとも思える。本書に施された様々な技巧は(いやもちろん自分の場合、ネットや本書巻末の解説でおぼろげに把握できる程度だけど。というわけで巻末の解説は詳細なので必ず読了してから読むことをおすすめします)、30年を経た現代にこそ凄さが分かるもので、今こそ読まれるべき作品でもある。そういった意味では1950年代のSF黄金期から、ニューウェーヴでのディッシュやディレイニーらの実験の時代を経て、1979年の本作(やジーン・ウルフの諸作)のような高度な文学的SFが生まれた、というようなアメリカSF史について言及する誘惑に駆られてしまうが、そういった俯瞰的な話はもっと詳しい方々にお任せした方が良さそうなので略。自分にとっては、何より作者の物語への思いの深さに胸を打たれた。作中の様々な仕掛けについてはともかく、本作の大きなテーマとなっているのが「物語についての物語」であることは書いてもいいだろう。そして本作は、どんな未来が訪れても物語は生き続けるのだ、という「物語」に対する信頼を描いた小説なのだと思う。その思いが作品として結晶していること、それが感動的なのだ。

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