`Fragile Things' Neil Gaiman
下手すると1年近くかかったような気もするし、最初の方の内容はもう忘れてるし、邦訳のあるものは飛ばしたり(邦訳あっても読んでないものはこっちで読んだり)してるけどともかくもようやく読了。ゲイマンの短編いいですねえ。ゲイマン(もまた)ちょっとしか読んできてないんだけど、饒舌なまえがき(エリスンかよ)と適度な分かりやすさはこちらのような洋書初心者にもなんとかついていける手がかりを与えてくれている。収録作品数は27(+1シークレット・トラックあり!)、詩も6編含まれている(何ともいえない形式のものもちょっと)。上記のように前半の内容は忘れ気味なんだけど全体に陰鬱な美しさに彩られた作品が並んでいて、葉脈を象った装丁と良くマッチしている(ラファティのパロディもあるけどね)。未訳のもので印象に残ったのは、こちらでも紹介されているニューオリンズを舞台にした‘Bitter Grounds’(コーヒー売りの少女の姿は何故か柳下毅一郎さんが書いていた檳榔売りの少女の話を思い出させる←本の雑誌2006年10月号)と、あの‘American Gods’のシリーズものにあたるらしい‘Monarch of the Glen’かな。後者は頭韻を多用してリズムを作っているところがスゲエ。‘American Gods’も読まなきゃなあ(でも不埒な読者だから邦訳が出たらそっちで読んじゃうよなーきっと)。
ところでランダム・ウォークさん(いつも楽しい情報ありがとうございます!)経由でゲイマンHPのジーン・ウルフ新作評を読んだら「木は我が帽子」について触れられているではないか!あれ好きなんだよなー。そーかあの作品はポリネシア神話が下敷きになってるのか。新作評を読むとウルフの作品世界はつながりがあるんだな。興味深いのう。まあ実際は「新しい太陽の書」の再読すらできてないけどな。そういえばこないだ横浜の有隣堂書店へ行ったら新装版のポスターがでかでかと貼ってあった。売れるといいな。
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